これってワガママ!?子どものこだわり、一体どうすればいいの…?
うちの4の例です。
味覚が敏感で、食へのこだわりが強い長男は、手先が不器用だけれども、料理が自分でできるようになりました。また、大好きなマインクラフトのおかげで、パソコンの達人になり、海外ユーザーとチャットもしています。
潔癖症だった次男は、私が放置した、シンクの水垢や黒ずみをピカピカにお掃除してくれるようになり、助かっています。動物大好きの長女に根負けして飼い始めた仔犬で、家族みんなも、近所の人たちとのコミュニケーションの機会が増えました。
子どものこだわりは、豊かな感受性の表れであり、上手に活かせば、できることも増えるし、その子の世界も広がっていくんです。
(子どもの個別の問題への具体的な対応方法や、より強い「かんしゃく・パニック」対応は、このコラムの最後に紹介する著書に詳しくまとめてあります。)
大らかな社会であれば、気にならないこだわりもある
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10417000237
周りの人達は、子どもが一見ワガママに見える行動をとると、つい「親の育て方」などを責めたくなってしまうかもしれません。
そういった社会的なプレッシャーが、親が子に「完璧さ」を求め過ぎてしまう要因にもなっているように思えます。
もちろん、親や周りの大人にできることはいっぱいあります。それでも、子どもってもともと五感が敏感で感受性が強い、未完成な生き物なのです。
こういった子ども達のこだわりは、「みんなと同じようにできなくてはならない」「感性の違いを認められない」「多少の失敗も許さない」という、大人の余裕のなさからくる、社会全体のこだわりによって、より鮮明に浮き彫りになってゆきます。
こちらがものの見方をほんの少し変えるだけでも、気にならなくなる「こだわり」だって、結構あるのではないでしょうか。