小3から不登校だった息子、学びの多様化学校へ。文化祭で活躍、生徒会長に!?変化に驚いた中学校生活
全てが初めてで手探り状態……。コロナ禍でオンライン授業から始まった中学校生活!
小学校の卒業式の1か月くらい前から新型コロナウイルス感染症の流行が始まりました。小学校の卒業式はなんとか行えたものの、せっかく入った中学校もどうなるのかいろいろな意味で想像がつかない状態でした。
コチ丸が入学した私立中学は「学びの多様化学校」(当時の名称は「不登校特例校」)でした。不登校の児童生徒に配慮して特別に編成された教育課程に基づく教育を行う学校だったため、オンライン授業もすでに導入されていました。当時、日本各地の小中学校でタブレットの導入が始まった時期でしたが、コチ丸の学校では入学当初からタブレットが配られており、当たり前のようにオンラインでの授業が始まりました。
オンライン授業では、授業開始時に名前を呼ばれたら返事をするなど、いくつかの決められた規定を守れば授業に出席したことになります。理解ある上司に恵まれたこともあり、オンライン授業に慣れるまでは、会社にコチ丸を連れて行かせてもらい個室を借りて授業を受けるなど、周囲の協力も得ながら学習を習慣づけるようにしていきました。
秋口からは、いよいよ学校での授業が始まりましたが、ほとんどの生徒は引き続き自宅からオンラインで授業を受けていました。コチ丸は、田舎の自宅からバスと電車を乗り継ぎ、片道約2時間くらいの道のりを通うことになりました。最初は週に2~3日ほどは学校へ通い、残りは自宅でオンライン授業を受けるという通い方をしていました。
また、小学校の時からそうでしたが、「今日は学校行く?」という声かけでコチ丸の意思を確認する毎日でした。それがどんな回答でも受け入れ、「今日は何して過ごすの?」と聞き、本人の意思を尊重するようにしました(もちろん、コチ丸が計画通りに動くことはほとんどないのですが……)。
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好きなドラムを武器に大活躍した文化祭で学校生活も一変!
そんな中、コチ丸の学校生活を大きく変える、おそらく地元の中学では体験できなかった出来事が2つありました。
1つは部活動です。
ドラムを習って1年ほど経っていたコチ丸は、地元の中学校にはなかった、軽音楽部に入ることを入学前から楽しみにしていました。入学後はもちろん、軽音学部に入部。初めての文化祭では、1年生ながら先輩たちと共にステージに立ち、会場を沸かせていました。