子育て情報『小3から不登校だった息子、学びの多様化学校へ。文化祭で活躍、生徒会長に!?変化に驚いた中学校生活』

小3から不登校だった息子、学びの多様化学校へ。文化祭で活躍、生徒会長に!?変化に驚いた中学校生活

そしてもう1つは、軽音楽部で同じバンドのメンバーになった先輩たちに勧誘されて、生徒会に立候補したことです。元来、目立つことが嫌いじゃないコチ丸の性格も幸い(?)して、コチ丸は学年でも一目置かれる存在になっていきました。1年生の後半から生徒会活動にずっと参加するようになり、3年生では生徒会長として活躍をしました。

振り返れば小学校の時のコチ丸からは想像もつかない変貌でした。

小3から不登校だった息子、学びの多様化学校へ。文化祭で活躍、生徒会長に!?変化に驚いた中学校生活の画像

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徐々に安定してきた特性の凸凹や多動な行動。でも勉強は相変わらず……

中学校に通うようになると、小学校時代とは打って変わって、席にもちゃんと座り(よく居眠りはしていましたが……)、教室を飛び出すことなく授業も受けられるようになりました。年齢を重ねたせいで落ち着いたというのもあったと思いますが、授業や行事の内容がユニークだったのが良かったのかもしれません。
例えば歴史の授業では教科書通りに進むのではなく、自分で興味のある時代や出来事について、とことん調べてまとめて発表するという課題が出ました。あんなに文字を書くのが苦手だったコチ丸がポスターサイズくらいある紙に、びっちり書きこんでいたのを見た時には正直驚きました。

しかし、小学校3年間の不登校での勉強の遅れは、なかなか取り戻すことはできませんでした。保護者の中には高校からは普通科高校に通ってほしいと考える方もいましたが、わが家は高校に行かないならそれでも良いと思っていました。本人が必要だと思ったときに勉強をすれば良いと思っていましたし、それが例え社会人になってからでも遅くはないと思っていました。

私がここまできて気がついたのは、学校の学年は目安でしかなくて、その子その子に合った学ぶ年齢があるということでした。しかもその学びは「Aを最初に学ぶ子」もいれば、「Bを最初に学ぶ子」もいたりして、みんなバラバラなんだなということです。

あんなに小学校で暴れていたコチ丸も中学に入ったらすっかり落ち着き、人付き合いも上手になっていました。
このまま高校に行かずに社会に出ても、案外うまくやっていけるのかもしれないなという雰囲気すらありました。
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先生・友達・先輩……。周りに大きく影響を受けた中学生活

こんなふうにコチ丸が変わったのは、小学校まではほぼ家の中で過ごし、自分のことしか見えていなかったものが、中学に入って電車やバスで通学したり、友だちや先生方と関わったりする中で、他者の視線や気持ちに気づき、自分自身も周りを見られるようになって、「自分はこうなりたい」

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