公園の前の狭小住宅内と外を緩やかにつなぐインナーバルコニーのある家
中央に階段を。キッチンからはリビングで遊ぶ長女はるねちゃんを見守ることもできる。
キッチンは掃除のしやすいステンレスで造作。高さを揃えて収納棚も造り付けに。奥にはパントリーを設けた。
キッチンからつながった収納棚のダイニング側には、アルバムなどを収めている。
木と鉄骨の脚の組み合わせが、武骨な雰囲気のダイニングテーブル。
ロフトへ上がる階段は木製。アイアンの手すりが荒々しさを添える。
たくさんのレコードを所蔵するロフトは、秘密基地の雰囲気。
機能性を追求した1階
広々とした2階と対照的に、1階はベッドルーム、ウォークインクローゼット、バスルームと、必要なスペースを機能的にまとめた。
「前の家の住みにくさを検証し、動線を考えました。仕事で夜遅く帰った日は、2階にあがらず1階だけで済んでしまうこともありますよ」。
アメリカ生活の影響がいちばん反映されたというバスルームは、お風呂、洗面、トイレを一体に。洗濯からアイロンかけまで同じスペースでできるなど、ランドリールームとしても活躍する。冬は冷え込みがちな1階だが、蓄熱暖房機を玄関に置いたことで、1階はもちろん家全体が暖かいのだそう。
「寒いのが嫌いで、アメリカのセントラルヒーティングに憧れていたんです(笑)。