キッチンを主役に新築の注文住宅に古さをMIXしてアレンジ
建築当初はキッチンの背面には、吊り戸棚を取り付けていた。
「重たい感じがしたので取り外してオープンシェルフに代えました。後から色々と手を加えるつもりだったので、キッチンまわりの壁には下地材を入れてもらっているんです」。
オープンシェルフの棚板には錆びた金具の取っ手がついていて、どうやら古材のよう。
「お気に入りのアンティーク家具屋さんがあって、そこの修復士さんに背面側のリノベーションをお願いしました。壁ももともとブルーに塗っていたのをグリーンに塗り替えてもらいました」。
壁の一部分だけにあしらったヘリンボーンの板は、修復士さんからすすめられたものなのだそう。
「私の好みをよく知ってくださっていて、ヘリンボーン張りのアンティークの板がある、と教えてくれたんです。
珍しいのですぐに購入して、余った材でTV台をつくりました」。
「古い味のあるものが好き」というつがねさん。新築の新しくてきれいな雰囲気とどうなじませるかで頭を悩ませた。
「建具や床材、壁材などは用意された何パターンかの中から選んだのですが、ベースは主張のないシンプルなものにしました。そうしておくと、古材などを合わせたときになじんでくれると思うんです」。