家に拡張の余地を残す鉄、木、コンクリート。マテリアルの力強さが際立つ家
そして大きなアイランドキッチン。収納もたっぷり。
「海野さんの設計の素晴らしさは、竣工時が完成ではなく、自分たちの手で育てる部分をふんだんに残していただいているところだと思います」
鉄を錆びさせ、モルタルを塗装し、植栽も楽しむ。天井に渡してあるグレーチングの網目を使い、照明の位置も好きに変えられる。
「家を作る順序としては、外壁を作ってから内装にとりかかるのが一般的だと思うのですが、うちの階段は屋根を作る前にとりつけました。階段が雨ざらしになる期間をあえて作ることで、いい感じに階段の鉄板に錆が出ています」
ギャラリーのような設えの階段。「階段下の右の鉄板はサンポールで錆びさせました。いい感じに錆びたところで錆止めを塗りました」これは弓恵さんのDIYだそう。
「妻はこの家に住んでからDIYをするようになりました」
「2ndリビングと呼んでる場所です。長男は遊びに来た友だちとここで遊んでいることが多いですね。
もう一部屋子供部屋を作りたいとなった時に、このスペースに作ることも可能です」
ダイニングと2ndリビング、そして3階からも眺められるテラス。「夏はここでプール遊びをします」
緩やかな傾斜の階段。