家に拡張の余地を残す鉄、木、コンクリート。マテリアルの力強さが際立つ家
最後の段を床面から浮かせている。
左側に子供部屋が2部屋並んでいる。「あえて子供部屋はベッドと学習机だけの小さな空間にしました。遊ぶ時は部屋の外で遊んでいますし、巣ごもり感もあって楽しいようです」
家に拡張の余地を残す
「RC造にすることも考えましたが、建築費を抑えるために鉄骨造にしました。現しになっている鉄骨や天井の構造が気に入っています」
鉄骨造の3階建て。2階をターミナルにしたいと考えていたそう。
「家から帰ってきて手を洗い、着替えも2階で済ませます」
頭を悩ませたのが1階の使い方。
「海野さんに1階は貸駐車場にしましょうという割り切った提案をしていただきました。
この場所はハザードマップに大雨のときの浸水予想が1〜3mとあったので、居住スペースにせずにピロティにしたほうがよいと考えたそうです。
スペースを貸し出せばローンの足しになりますし、将来、駐車場のスペースを改装してここで髪を切ることもできるかな、という思いもあります」
エントランスの鉄板はわざと錆びさせ、いい感じの錆び具合になった時に藩さんが錆止めを塗り、錆の進行を止めた。植栽も自分たちで。
ガラス張りの、開放感が気持ちいいエントランス。