感性に響くものを少しずつ加えて思い描いた空間を自ら造る未完のミニマムハウス
「次は、洗面台の壁にタイルを貼ることを考案中」とのこと。これからも自分らしい生き方、住まい方を追い求めてカスタマイズは続いていく。
1階の窓側から玄関を見る。木の床や現しの天井に、無機質なものが映える。壁にかけた時計は60年代のアメリカ製。
「最初からイメージしていた」という、無駄なものをそぎ落としたフレームキッチン。コンパクトな収納棚に一人用の食器類を収めた。
ユニットとは思えないお洒落なバスルームは『日ポリ化工』。ユニットには珍しいタイル使いも決め手に。
ウェブサイトで見つけたという無骨な照明は、イギリスのバースの創作照明店から取り寄せた。真鍮のトイレットペーパーホルダーは20年代フランスのヴィンテージ。真鍮のマイナスネジで取り付けた。
スチールシェルフは50年代アメリカのヴィンテージ。隣のシューズボックスはスチールで雰囲気を合わせ、大阪の『H.I.D』にオーダー。
2階リビング。上部は収納として使用しているロフト。「可能な限り大きくした」(志田さん)という窓には木製の枠を付け、さらに十字に木を加えた。「崖側なので、掃除のときの安全のために手すりをつけました」と。木枠が美しいレザーのソファ(左側)