中庭はもうひとつの部屋日々の小さな変化を愉しむ自然の恵みで豊かな生活
中庭までのアプローチの途中に小窓を設けた。植物などを飾り、ゲストを迎える。
リビング・ダイニングは和モダンな雰囲気。障子から差し込む光もまた美しい。
非日常を呼び込むアプローチ
住宅街でありながら避暑地にでも来たかのような錯覚をしてしまう新井邸。リビング・ダイニングから眺める豊富なグリーンの視覚効果はもちろんだが、道路から中庭、玄関までのアプローチにもその秘密がありそうだ。
駐車場脇の青々と美しい植栽に沿って進むと、階段があり、数段昇ると左に折れ、絞られた空間のゲートが現れる。そこを抜けると中庭が広がり、右へ折れて数段昇るとデッキスペースへ……。左右に曲がり、段差や空間にメリハリをつけたアプローチにより、先のよめないワクワク感が非日常を呼び込んでいるようだ。
植栽に沿っておかれた枕木が入り口へと導く。
大谷石を敷いた通路の先にゲートが。宅配便などの受け渡しはここで行う。
ゲートを入り、右に折れるとデッキスペースへ。天気の良い日は家族で食事をすることも。「グリーンが育ち、木陰が増え、以前よりも過ごしやすくなりました」
菜園デッキで育てた野菜を食卓へ
1階はリビング・ダイニングに加え、キッチンや新井さんの仕事スペースであるアトリエまでつながったワンルーム。