中庭はもうひとつの部屋日々の小さな変化を愉しむ自然の恵みで豊かな生活
カラマツの無垢の床や砂漆喰の壁・天井など、自然素材を生かした仕上げが心地よい。
また、新井邸には独立した玄関がない。
「かつて親しいお宅に行くときに縁側から入っていましたよね。そんなフランクな感じにしたかったので、中庭経由でリビング・ダイニングに入れるようにしました」
玄関もLDKの一部として使用することで、ワンルームがさらに広がりを感じ、中庭との一体感も高めた。
中庭に隣接した菜園デッキは、安全な食材へのこだわりから設けられた。「料理に使うもの」を中心に季節の野菜や果物をご夫妻で育て、収穫し、旬の味を楽しんでいる。
「中庭や菜園デッキには、日本の気候で無理なく育つ植物を4、50種類植えています。四季を身近に感じ、緑や光、風など自然の恵みを取り入れた豊かな暮らしを大切にしていきたいですね」
独立した玄関は設けず、中庭からそのままリビング・ダイニングへ入ることも。
右奥には対面キッチン、左奥は新井さんの仕事スペースがある。
新井さんも立つことが多いというキッチン。サンワカンパニーの白い換気扇が可愛らしい。
新井さんが最も気に入っているというキッチンからの眺め。「キッチンは中庭を眺める特等席ですね。