効率を求めたシンプルな住まい ブルーが織りなす心地よさ家族の思い出が詰まった家
収納するものをあらかじめ考えたうえで、すべて造作した。
ダイニング側には、浅めの棚を設置。「亡くなった母から受け継いだカップやグラスを並べています」。
右側のハイサイド窓を通して2階の子ども部屋の様子が見える。サンルームの引き戸やアクセントウォールのブルーは何種類も作ってもらった中から選んだそう。どっしりとした革のソファはイタリア製で、新婚時代に購入した思い出の品。「ドバイで日焼けし、子どもたちに汚され、一軍を退きました(笑)」(奥さま)。
リゾート感を盛り上げるアーチ型の壁。ブルーの引き戸を開けると、洗面スペース、ドアのないトイレ、バスルーム、ファミリークローゼットへと続く。
タイルで彩った洗面スペースの右奥に家族全員分のクローゼットを設え、洗濯機も置いた。クローゼットの奥からキッチンへと抜けられ、回遊性もある。家事動線がスムーズで効率的。
家族のつながりを生むDIY
「家具は少しずつ揃えています。ジャンルやブランドにこだわらず、家の雰囲気に合わせつつも機能的なものを選んでいます」と話す奥さま。生活しながら必要になった家具は、ご主人が作製しているものも多いという。
「木でできているものはだいたい作っていますね」