2017年11月29日 19:00
大泉洋「役者になりたいと決断したことはない」驚きの理由とは?
僕は、「おもしろい」に勝てないんですよね。つまり、かっこいいというのはそこまで追求したいと思わないんだけど、おもしろいと言われたら何でもやってしまう(笑)。僕にとってはそれがキラーワードだし、特に自分のレギュラー番組だととことんやってしまうんですよ。
この作品も2作目のときは大倉山のスキージャンプ台に僕が吊られているというのがあって、最初の台本には入ってたのに改訂稿ではなくなってたから、「大変でもやるから、おもしろいことは削らないでくれ」って言ったんだよ。おもしろいの奴隷だからね、僕は(笑)。
“おもしろい” の快感に目覚めた瞬間はいつですか?
大泉さん
物心ついたときから、ずっと人を笑わせることしか考えてないですね。だったら芸人さんになればよかったじゃないですかという話なんだけど、芸人さんには憧れがあったし、好きだったぶん、その道に入ることが怖かったんだと思います。いまでこそこういう仕事ができているけど、大学時代には想像もしてなかったから、親にも「役者になる」と言ったことがいまだにないんですよ。
というのも、なんとなくジワジワーッとここまで来ちゃっただけだから(笑)。
だから、親も放任主義というよりは、止めるチャンスがなかったんだよね。