2017年11月29日 19:00
大泉洋「役者になりたいと決断したことはない」驚きの理由とは?
というのと「もう戻れないな」というのは、20代の後半にありましたね。ありがたいことに北海道で番組も増えて知名度も上がっちゃったから、そこで「これで生きていくしかない」と思うわけですけど、その少しあとに『水曜どうでしょう』のレギュラー放送が終わっちゃったんですよ。そのときにはやばいという思いはありましたし、ディレクターから終わると言われた日は、不安で寝れなかったですよね。
ただ、そのあとも順調ではあったけど、「ほんとに北海道の人が僕のことを延々と見続けてくれるんだろうか」という思いに30歳くらいでなり、現状維持でいいと思っていたけれども、それでいいと思ってる奴が現状維持できるような甘い世界ではなさそうだということで、もう一歩進まなきゃならないと思って、東京の仕事をすることになったんです。
今回は台本にも深く携わったそうですが、主演として現場で意識していたことは?
大泉さん
僕はついて来いみたいなタイプの人間じゃないので、現場で意識することっていうのはそんなにないんですけど、参加してくれた方が楽しくやってくれたらいいなということだけですかね。だから、主演という役割もあるけど、現地のお店を調べたり予約したりして、半分はツアコン的な感覚でいるんです(笑)。