2018年2月19日 20:20
ソフィア・コッポラ監督が描く女性の欲望と性の目覚めとは?
今回の場合は、本当に外に出られないから極端ではあるけれど、それがおもしろいと思ったの。出たくても出られないから、それぞれと相対するしか選択肢がないわけで、お互いを無視することもできない。そういう状況というのは、私にとっては魅力的だったわ。
映画だけでなく、写真やファッションなどともコラボをしていますが、その原動力は?
監督
こういうクリエイティビティというのは、すべて共通してつながっているものだと思っているの。つまり、私はどんなものを作るにあたっても、たとえばバッグなら自分が欲しいものや使いたいもの。映画なら自分が観たいもの。そういうものを基準に作っているのよ。
そう言うと自己中みたいに聞こえてしまうかもしれないけれど、決してそうではなくて、あくまでも自分が好きというのがひとつの基準であり、必ず他の方にも気に入ってもらえるだろうという謙虚な気持ちも持っているわ。
今後どのような作品を撮りたいか最後に教えてください。
監督
次が何かというのは、まだ全然決まっていないのよ。でも、しいて言うなら「自分の限界を広げてくれる作品」ということね。それはつねに私が好きな部分なのよ。
閉ざされた空間で巻き起こる愛憎劇!
欲望と嫉妬に支配された女性たちが繰り広げる極上のスリラー。