奥田民生おくだ・たみお1965年生まれ。11月28日、広島県で「奥田民生ひとり股旅スペシャル@マツダスタジアム」を開催予定。
年を経るごとにまた新たな一面を見せてくれる、男性ミュージシャンたち。外見から音楽性の変化まで分析し、「今だからこそ注目したい」男たちの魅力に迫ります。
教えてくれたのは、音楽ライター、音楽評論家であり、音楽誌への寄稿、ライナーノーツの執筆などのほか、音楽ライター講座や大学で講師も務める岡村詩野さんと、CD、レコード、音楽アクセサリーなどを扱う店舗を都内と近郊に構えるディスクユニオンの洋楽/ロック・ポップス担当バイヤーの岩渕亜衣さんです。
* **
――今回は「大人のミュージシャン」についてお話しいただくわけですが、40~50代で魅力ある日本人アーティストをひとり挙げるとしたらどなたでしょうか?
岩渕:私は、50歳になられたばかりの奥田民生さん。
アイドル的人気を博したバンド、ユニコーンでデビューし、そのうちコミカルなイメージに変わりつつ、仕事や家庭をテーマにした等身大の曲を歌い始めましたよね。そしてソロを経て大人世代になった今、バンドを再結成して同じ仲間とユルく夢を追う姿がいいなと思います。