2018年6月22日 19:00
『祝福~オラとニコデムの家~』が映す14歳少女の過酷すぎる現実とは?
もちろん、私は彼女に「許すわ」と伝えましたよ。
これだけ難しい撮影を終えたあと、今後はどのような作品を撮りたいと思っていますか?
監督
またドキュメンタリーを作りたいですが、自分の意図とは関係なく誰かを傷つけてしまうこともあり、リスクを伴うことでもありますよね。だから、自分がもう一度そういう責任を負えるかどうか、そして私にその権利があるのかどうかもいまはまだわからない状態です。
そういう意味ではフィクションのほうが安全かなとは思いますが、私にとってはそっちのほうが退屈かもしれないですね。
それでは最後に、ananweb読者に向けて、メッセージをお願いします!
監督
いまの私はまだ若い人たちにアドバイスを言ったりできる立場じゃないと思っています。おそらく、あと20年くらいしたらたくさんの経験をして、もっと言えることがあるとは思いますが、いまはちょっと難しいですね(笑)。
ただ、ほかの監督がananwebの読者に「俳優とは付き合うな」とメッセージを送ったと聞いたんですが、それについては全面的に同意見です(笑)。でも、付け加えるなら映画監督ともデートしてはダメですよ!なぜなら、監督にとって一番大事なものは、ほかでもなく自分の作品。