くらし情報『小腸の病気=SIBOが増加中? 発酵食品が逆効果になる場合…』

2018年7月24日 07:00

小腸の病気=SIBOが増加中? 発酵食品が逆効果になる場合…

また脳腸相関のバランスが乱れるストレスも、小腸の機能低下を招くといわれている。
小腸の病気=SIBOが増加中? 発酵食品が逆効果になる場合…


また、腸内細菌が好むある種の糖質の摂りすぎが、小腸の細菌の繁殖をさらに促し、SIBOをさらに悪化させてしまうことも。

「FODMAP(フォドマップ)と呼ばれる発酵性の糖質がそれです。Fは発酵性の糖質全般のこと。Oは豆などに含まれるオリゴ糖や、小麦粉などに含まれるフルクタン。Dは牛乳やヨーグルトに含まれる乳糖。Mは果物に含まれる果糖。AND(そして)、Pはキシリトールなどに含まれるポリオールです。
以上が、小腸での吸収が悪い発酵性の糖質の代表格です」

FODMAPはヨーグルトなどの乳製品、ひよこ豆やレンズ豆、納豆などの豆類、フルーツやはちみつなど、一見、腸やカラダに良さそうな食べものばかり。カラダに良かれと思って口にしているものが、もしかするとSIBOの原因になっているかもしれない…。

江田先生が「万人に有効な食べものはない」と言うのは、こうした意味からなのだ。自分にどんな食べものが合っているかは、人それぞれ。なので、ひとつひとつの食べものを試して腸の状態を観察していく。これを江田先生は傾聴ならぬ“傾腸”と呼んでいる。

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