2018年9月6日 17:30
夢をあきらめない! ダコタ・ファニング主演最新作『500ページの夢の束』
というのも、普通は監督が「カット!」と言って終わらせるんだけど、かなり長いシーンだったから、僕はいびきをかく振りをした。
そしたら、ダコタがケタケタと笑ってくれたんだ。そんなふうに冗談をお互いに言い合いながら、楽しく撮影することができたんだけど、通常の撮影現場というのはみんなかなりストレスを抱えているもの。だから、今回のようにストレスなく楽しくできたというのは、なかなかない経験でもあったね。
―主演女優としても、現場を盛り上げてくれていたのですね。
監督
ダコタは、まだ24歳という若さだけど、ものすごい才能とギフトを持った女優だと僕は思っているよ。今回の映画も、彼女ひとりのエネルギーで見事に担いでくれたと感じているんだ。
すごく変わった犬だけど「うまくいく」と感じた
―今回、ウェンディの相棒でもある愛犬ピートの演技も素晴らしかったですが、どのようにして演出したのでしょうか?
監督
撮影日数も予算も限られているなかで、赤ちゃんも犬も使わないといけなかったから、最初は「この現場は障害物競走みたいだな」と思っていたくらい(笑)。
だから、一時は犬を使うのをやめようかという話にもなりかけたんだけど、いろいろな犬を見ていくなかで、「この犬とならうまくいくかもしれない」