2018年11月16日 19:20
ドキッとする乳首も… 衝撃の美ヌードを堪能『ルーベンス展』
会場では、ヴェネツィア派の画家ティツィアーノの絵画をルーベンスが模写した《毛皮を着た若い女性像》など、イタリアの影響を受けた作品も見ることができます。
ルーベンスはヌード好き♡
ところで、展示作品を見ていると、ヌードの絵がとても多いことに気づきます。例えば、英雄ヘラクレスや美しいヴィーナスなど、男女を問わず裸体がいっぱい。
しかも、どの裸も理想的なプロポーションで、男は筋骨隆々、女は豊満な肉体をさらけ出しています。このような絵を描く際、ルーベンスはローマの古代彫刻を参考にしたとのこと。確かに、描かれている裸体は彫刻のような体つきをしています。
会場では、ルーベンスが手本にしたと思われる古代彫刻も一緒に展示。なかには、彫刻とまったく同じポーズの絵もあるので、いろいろ見比べてみるとおもしろいです。
ドキッとする乳首の絵も…
ヘラクレスやヴィーナスなどのヌードを描いた神話画のほかに、寓意画というジャンルの作品もあります。例えば、《ローマの慈愛(キモンとペロ)》は一見するとかなりドキッとする寓意画。若い女性が自分の乳房をつかみ、男性がその乳首を口にしている絵で、内容を知らずに絵だけ見ると戸惑うかもしれません。