2018年11月16日 19:20
ドキッとする乳首も… 衝撃の美ヌードを堪能『ルーベンス展』
この絵は、牢獄で食事も与えられずに死を待つ罪人キモンのもとを訪れた娘ペロが、父に自分の母乳を飲ませて飢えをいやした…という慈愛や親孝行をテーマにした寓意画。ペロは出産直後だったので母乳が出たそうです。
当時のヨーロッパではこの種の絵画が人気だったとのこと。ただ、神話の世界や家族愛というのは表向きのテーマで、実際には若い女性の裸を描いてほしい…という注文主の願望もあったようです。
ほかにも、ルーベンスが描いた巨大な祭壇画や、彼に影響を受けたイタリアの画家たちの作品なども展示。どれも日本ではなかなか見られないものばかりです。
また、長澤まさみさんが語る音声ガイドを利用すれば、作品の背景や神話のストーリーなども紹介してくれるので、より深く絵を理解して楽しむことができます。
芸術の秋にぴったりの見ごたえある展覧会、ぜひ一度足を運んでみては。
Information
会期:~2019年1月20日(日)
時間:9:30~17:30毎週金・土曜日:9:30~20:00(ただし11月17日は9:30~17:30まで)
※入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日(ただし12月24日、1月14日は開館)