2018年11月16日 16:30
『人魚の眠る家』の篠原涼子「家族を言い訳にも犠牲にもしたくない」
普段、うるさいなと思うこともあるんですけど、子どもが明るくて、わがままを言えることも幸せなことなんだといまは再認識しています。
―これまで、ほかの作品でも “もがく人” というのを演じてきたと思いますが、ご自身が答えのない問いに向き合ったときはどのようにして乗り越えていますか?
篠原さん
ここまでの難題というのは、まだ自分に起きてないので、実際にこういう状況になったら未知ですね。ただ、子育てに関しては、いまの私が大変だと思うことはたかが知れていますし、それはきちんと子どもと向き合って、コミュニケーションを取れば解決の方法が見つかるものだと思っています。
念じていれば思いは叶うもの
―子育て以外でもご自分の人生において、もがいていたと感じる時期はありましたか?
篠原さん
私はけっこうあっけらかんとしているほうで、「それも人生だよね」みたいに思う古臭いタイプなんです(笑)。だから、「むしろそういうことが糧になって、いまがある」と感じてしまうので、もがくほどのことはなかったかなと思います。うれしい悲鳴ならいっぱいありますけどね。
―では、意識的に困難を乗り越えるというよりも、自然体で受け止めてらっしゃるんですね。