2019年3月2日 18:30
女ひとり放浪旅…先住民族との暮らしや修行僧生活、涙々の壮絶体験。#73
それは、ブレイクスルー的な体験でした。
ジョアン・ハリファックス老師からの学びと癒し。
そして僧院長であるジョアン・ハリファックス老師との出会い。彼女は外国人女性として初めて、昨年曹洞宗の総本山である総持寺で開かれた世界仏教徒会議で基調講演されました。
禅センターを作り、何冊もの本を出版し、世界中を飛び回って講演しながら、毎年医師団を連れてヒマラヤの山奥で病院をキャラバンするという老師。こちらでエンゲイジド・ブディズム(社会と関わる仏教)と呼ばれますが、仏教から学んだ教えを社会貢献に活かしている人として全米でとても尊敬され、大変有名な人です。そこで、お会いするまでは勝手に「鉄の女」的な印象を持っていました(笑)。
©UPAYA ZEN CENTER
そんな老師と初めてお話ししたのは、みんなで輪になって率直な思いを述べ合うカウンシルという集いででした。
皆が良い意見を出し合って、では最後の締めくくりをといったタイミングで私が最悪の爆弾を投下しました。それは、
仏心があるなんて信じられない!
「誰もが仏だと言いますが、私はどうしてもそれが信じられません。だって私はすごく自己中心的だし、できればもっと怠けていたい。