くらし情報『朝井リョウが描いた“平成の生きづらさ” 伊坂幸太郎らの“螺旋プロジェクト”で』

2019年3月29日 18:40

朝井リョウが描いた“平成の生きづらさ” 伊坂幸太郎らの“螺旋プロジェクト”で

「対立軸が奪われ、自分らしさを探して“自分地獄”に陥り、自滅していく。私のこれまでの小説でもそういうことが書かれたものがありますが、今回はその集大成みたいなもの」

後半は何度も書き直したという。

「大変でしたが、でも連載中、伊坂さんが毎回すごく褒めてくださったのが嬉しかったです(笑)」

各作家の作品に共通するモチーフや共通するシーンも盛り込まれているという。本作はもちろん、今後刊行予定の他の作家の作品も楽しみ。

朝井リョウが描いた“平成の生きづらさ” 伊坂幸太郎らの“螺旋プロジェクト”で


あさい・りょう1989年生まれ。2009年『桐島、部活やめるってよ』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。’13年『何者』で直木賞受賞。著作に『世にも奇妙な君物語』など。


『死にがいを求めて生きているの』伊坂幸太郎、天野純希、薬丸岳、乾ルカ、澤田瞳子、大森兄弟、吉田篤弘による「螺旋プロジェクト」の単行本第1弾。平成の暗部を浮き彫りにする。中央公論新社1600円

※『anan』2019年4月3日号より。写真・土佐麻理子(朝井さん)中島慶子(本)インタビュー、文・瀧井朝世

(by anan編集部)

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