2019年4月19日 20:10
『キングダム』原泰久「大変なことになったぞ」 映画撮影現場で見た光景とは?
4月19日から全国公開される映画『キングダム』。原作は、春秋戦国時代の中国を舞台に、天下の大将軍を目指す少年・信の活躍を壮大なスケールで描く、実写化不可能といわれた人気コミック。実写化にあたり自ら脚本制作に参加した原作者・原泰久さんのインタビュー。映画だからこそのこだわり、撮影現場を訪れた感想など、たっぷりと聞きました。
――ご自身がペン一本で描いたものが実写化される、というのは率直にどういうお気持ちなんでしょうか?
原:「これ大丈夫ですか?本当にこんなことをしてもらっていいんですか?」とドキッとしたのが率直なところです。「大変なことになったぞ」と(笑)。そう感じたのは、初めて撮影風景を見学させてもらった時ですね。中国のロケ現場で、戦闘シーンの撮影にお邪魔したんですが、王宮の高い壁や、たくさんの弓兵がいることに圧倒されたんです。
規模も大きいし、広大なセットにすごい数の人がいたので。僕がペンと紙だけで描いたものが色んな人たちを巻き込んじゃっているんだな、と驚いてしまって。ただ、脚本をしっかり作っていたので、自信はありました。
――本作は、原作者の原さん自らも脚本制作に参加されていますよね。