2019年6月28日 19:50
24歳の青年が7歳の姪の親代わりに。葛藤の末に目覚めた本能とは
映画はひとりでは作れませんから、撮ることができるのはとても恵まれているとも実感しています。
——とても優しく繊細で日本的な映画にも思います。反響をどう感じていらっしゃいますか?
アース監督 フランスでも日本映画との共通点を何人かの人に指摘されました。日本の方に共感していただけるのであれば、願ったり叶ったり。私もとても嬉しいです。
——『アマンダと僕』はパリ。『サマーフィーリング』ではベルリン、パリ、ニューヨークを舞台にしています。街は登場人物のひとつというコメントも。
次は東京でしょうか?
アース監督 ぜひ。そういう機会があれば撮ってみたいですね!
インタビューを終えて
作品同様、静かなトーンで話すアース監督。『アマンダと僕』は、大切な誰かを失った経験がある人にはそっと力になってくれるはず。抒情詩のような『サマーフィーリング』も7月6日(土)より、シアター・イメージフォーラムほかにて全国公開します。アース監督の作品世界にふれてみて下さい。
ストーリー
さわやかな弦の音色とともに映し出される、陽光溢れる夏のパリ。便利屋業で働くダヴィッド(ヴァンサン・ラコスト)は、シングルマザーの姉に頼まれ、今日も姪のアマンダ(イゾール・ミュルトリエ)