くらし情報『24歳の青年が7歳の姪の親代わりに。葛藤の末に目覚めた本能とは』

2019年6月28日 19:50

24歳の青年が7歳の姪の親代わりに。葛藤の末に目覚めた本能とは

日常を静かに描いていることにも起因していると思うのですが。

アース監督 私は映画を通して、自分の世界や人生の捉え方を描いています。ですから、映画の登場人物を友人のように感じてくださるというのは、本当に嬉しい。私にとって映画は、自分の家や好きな歌のようなもの。居心地よく感じられるものでありたいんです。

——パリの街をダヴィッドたちが自転車に乗るシーンも多く、あの速度が心地よかったです。スピーディで刺激的なものがあふれる昨今、観客が想像する余地を作っていたように感じましたが、心がけておられたのでしょうか?

アース監督 私は映画は人生に近いものだと思っているんです。人生も劇的なことばかりではないですよね? ですから、映画のなかでも何も起こらない時間、なんでもない時間も描き、そこに叙情性を加えます。
衝撃的、感動的なシーンばかりを続けない。スペクタクルにはしません。音楽と同じように、メリハリをつけるようにしていますね。

24歳の青年が7歳の姪の親代わりに。葛藤の末に目覚めた本能とは


——もともと監督は映画よりも音楽のほうがお詳しいとか。エンディングの音楽も「パルプ」のジャーヴィス・コッカーさんにオファーしていますね?

アース監督 音楽はたくさん聴いてきました。

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