くらし情報『白石和彌、映画業界を目指したきっかけは“エロいもん見たさ”?』

2019年10月8日 20:30

白石和彌、映画業界を目指したきっかけは“エロいもん見たさ”?

さんとか、おかしい人たちばっかりだったんです。若松さんに初めてゴールデン街に連れていってもらった夜、「お前、殺したい奴とかいないのか?」って聞かれて、「いません」、「お前駄目だなぁ~!」っていうやりとりをしたんですよ。おかしいですよね?「殺したい奴はいない」に対して「駄目だなぁ~!」って(笑)。そもそもそんなこと普通の人は聞かないし、そういうことを聞くのが映画監督なんだったら、俺はマジで無理だわって思いました。でもその夜は、映画人としての第一歩だったなと、今でもよく覚えてます。映画『止められるか、俺たちを』の脚本にも、そのやりとりは入れたんです。とにかくそんなちょっとおかしい監督たちが考えることを実現するために、動いたり走り回ったりすることが本当に楽しくて、“これが映画だよね!”とか、“俺ら今、超かっけぇ!”とか思ってやってましたね。

――青春ですね。


白石:まさにそう。血糊つけて家に帰って、道中職質されたりもしましたよ。でも10年くらいやってるといろんな監督と組むわけで、「あれ、俺、この監督より面白いもの撮れるんじゃない?」と思うこともちょっとずつ増えてきた。同時に、助監督も一生続けられる仕事じゃないし、今さら映画の別部署に行くのも違うし、いつか、転職とか田舎に帰るっていう踏ん切りをつけるタイミングが来るとも思ってた。

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