2019年11月7日 20:30
「既読スルーで放置されても…」人間関係を豊かにする“待つ”技術とは?
交渉とは、互いに相手を尊重しているからこそできることで、自分の主張を言い募るばかりでは成り立たないものです。真の信頼関係が試される場面といえるかもしれません」
【5】いい話題に関心を寄せる
愚痴を言い合うよりも嬉しい話ができる相手。
“いい話題”とは、相手にとって喜ばしいニュースのこと。「辛そうなときに優しくする、というのは比較的しやすいですが、相手によいことがあったとき、一緒になって本気で喜ぶのって、実はなかなか難しいんですね。たとえばお互い婚活をがんばっていた友達の結婚が決まったとき、心からおめでとうと言えるでしょうか?笑顔を作りながらも内心複雑だったり。“よかったね、でも私もこんな男性に出会ったの”と自分の話にすりかえて水を差す、いわば“喜び泥棒”のようなことをしてしまったり。相手の吉事を自分のことのように喜べるのは、利益を考えずに付き合える相手とだけ」。嬉しいことを一緒に喜び合える関係では、絆が深まっていくのを感じるはず。
渡邊奈都子さん公認心理師、ウェルビーイング心理教育アカデミー代表理事。「大切な人間関係の維持と回復」のためにカウンセリングを行う。12月には、よりよい関係構築のためのセミナーを開催予定。