2020年4月6日 20:00
外見主義は母親の一言が原因? 犬山紙子×長田杏奈が“ルッキズム”を鋭く分析
おかしいから変えようって、今言っているところ。
犬山:長田さんはルッキズムを実感させられた経験ない?
長田:高校に入ったとき、私わりと真面目なタイプだったから、学校の〈生徒募集〉みたいなポスターに写真が載ったのね。そうしたら通りすがりの先輩に「もっとかわいい子がいるのに」って聞こえよがしに言われたり、友だちのお母さんに「写真を加工して脚を細く見せてる」とか難癖つけられたりしたの。私のこと何も知らないのに、外見をジャッジしてくることが、気持ち悪かったしムカついた!
犬山:そういうケース、いまでもまだまだあるよね…。
長田:あと、大学までエスカレーターの女子校だったんだけど、春先になると他大の男子学生が通学路に車で乗り付けて、じろじろ女の子を品定めして勧誘する文化があったのね。女の子側にも「見初められたらラッキー」みたいなキャピキャピした空気が無きにしもあらずで。本当に失礼だと思った。
犬山:うんうん。
そういう経験が、ルッキズムを内在化させちゃうんだよね。内在化させる原因はいろいろあるけれども、大きいもののひとつは、親からの呪い。私は仕事柄、女性たちから話を聞くことが多いんだけど、自分のルックスのコンプレックスがどこから来たかについて話していると、「母親からかけられた言葉だった」