2020年10月7日 19:00
アジカン・後藤の「ロンドンで曲を録る理由」に誰もが納得できるワケ
をリリースするということで、バンドを代表してボーカル&ギターの後藤正文さんにお話をうかがいました。
ーー後藤さんの音楽的なルーツから知りたいのですが、初めて買ったCDから教えていただけますか。
中学1年生ぐらいのときに、THE BLUE HEARTSのCDを初めて買いました。それまではテレビや親の影響から音楽を聴くことのほうが多かったんです。でもそれ以前、小学生の頃だと、少年隊や光GENJIが好きでしたね。
ーーそれは意外ですね。
少年隊と光GENJIは、子ども心に、「曲がいい!」と思っていたんです。
ーーすでに小学生の頃から、曲の良さを聴き分けることを無意識のうちにしていたんですね。
だと思います。調べたら、光GENJIはCHAGE and ASKAさんだったり、少年隊は筒美京平さんだったり、名だたる作家の方が曲を担当していて。当時は小学生ながら、何か他とは違って聴こえたんですよね。
ーーでは実際に、ご自身で曲を作ろうと思われたきっかけはなんだったんでしょうか。中学生の頃にUNICORNに憧れて、(ボーカル&ギターの)奥田民生さんがすごく好きで、民生さんの影響でギターを買って弾いてみたんですが、難しかったんです。