2021年2月19日 21:10
年1度、嫌いな人に会うべし? “嫌い”を武器にする5つの方法
嫌悪の感情は、誰もが抱くもの。ほったらかしにしたり、見て見ぬフリをしてしまうのはもったいない!そこには自分自身を見つめ直したり、成長できるチャンスが。
生存のために必要な“嫌い”という感情。
あなたは“嫌い”という感情とうまく付き合えているだろうか。「あれが嫌い」と軽々しく口にしてわがままで子どもっぽいと批判されたくないから、押し殺してはいないだろうか。脳科学者・中野信子さんは、“嫌い”を否定したり抑え込むのではなく、もっと大事にしてみては?と提案する。
「好きと嫌いは、赤ちゃんの頃から感じる快・不快に根ざしているのです。脳に快い刺激が入力されれば“好き”、不快な刺激が入力されれば“嫌い”という感情が起こります。
まずい、嫌なニオイ、あの場所に行ったら危険な目に遭ったといった、生きるのにマイナスとなる要因を遠ざけるために自然に備わったアラート機能なので、生物学的に見れば生存のためになくてはならないものなのです」
それでも私たちは「好き嫌いなく何でも食べられるようになりなさい」と言われて育ち、どんな相手とも仲よくしなければならないと思いがちだ。気づけばいろいろある感情のなかで、“嫌い”は悪者扱いされてしまっている。