2021年2月19日 21:10
年1度、嫌いな人に会うべし? “嫌い”を武器にする5つの方法
「食べ物の好き嫌いも、食べたときの不快感や食あたりの記憶から作られたセキュリティ反応です。たしかに成長過程で社会に適応するために食わず嫌いをなくそう、人付き合いの幅を広げようといった教育がなされることに意味がないとはいえません。でも、大人になっても無条件にそれに従い続けるのは、建物が完成したあとも要らなくなった建設用の足場を残しておくようなものです」
私たちが“嫌い”を避けようとして陥りやすいのは、必要以上にいい人になろうとして、たとえば本当は苦手な人を無理やり“好き”と思い込もうとすることだそう。
「これは声を大にして言いたいんですが、“嫌い”って思ってもいいんですよ。自分を大事にすることと、苦手な相手や周囲の人間関係を大事にすることが折り合わないとき、自分のことをあとまわしにして相手を優先すると、当座はうまくいっても長期的には体や心に不調が出てくる可能性があります。そもそも“嫌い”は自分を守るためのアラートなのですから、耳を傾けることは大切です」
上手な使い方を知って、自分の人生に活かす。
“嫌い”と感じたら、その理由を分析するのが“嫌い”を味方に変える第一歩なのだとか。簡単そうだが、いざ考えようとしても頭の中が“嫌い”でいっぱいになってまったく考えられないこともある。