2016年9月21日 20:00
桐谷健太「情緒がおかしいで(笑)」 高校時代のポエムに赤面…
でもね、届いたノートを見たら、まぁ思春期ですわ。急に気取ってクサイ言葉が綴られているかと思えば、底抜けに明るいのもどん底に暗いのもあって、我ながら「おかしいで情緒が…何があったんや、こことここの間に!」って笑けました。そんなポエムは、いま作りたかった曲とシンクロしなかったので、ただ昔の俺に恥ずかしくなっただけやけど。
――アルバムには浦島太郎(桐谷健太)の「海の声」のほかに、テレビドラマで演じた役柄・河野勇作(桐谷健太)×イナズマ戦隊の「喜びの歌」「君の旅路に桜が笑う」が収録されていますが、リード曲の「香音-KANON-」はこれまた切なくて泣ける曲ですね。作詞は桐谷さんがされたそうですが、作曲をしたのは、桐谷さんの高校時代の同級生だと聞きました。
桐谷:はい。直感的に彼と一緒に作りたい、そう感じました。やっぱり付き合いの長い高校時代の仲間なんかな、できあがった音を聴いたのと同時に、サビの「忘れないで忘れないで君の心に花がある」という歌詞がすっと出てきた。
そんなふうに自分から生まれるという感覚を大事にしていたら、レコーディングの日までにどんどん歌詞が生まれていったんです。映画なら2時間、ドラマなら約10話を通してその世界観や感動を伝えるけれど、音楽って短い時間で、しかも聴いた瞬間に心が動く。