2022年8月26日 18:30
絶対行きたい! おしゃれすぎる「アートな椅子」に座れちゃう、北欧家具の展覧会
展覧会監修者の多田羅景太さんは、次のように語っています。
多田羅さんフィン・ユールは、建築やインテリアデザインに軸を置いた教育を受けた人です。自分が家で使うための椅子をデザインしたことがきっかけとなり、椅子のデザインを手がけるようになりました。ただ、家具デザインについての専門教育は受けていないため、自身で家具はつくれませんでした。ニールス・ヴォッダーという家具職人と二人三脚で、見て美しいと人間が感じられるような「彫刻的な椅子」を生み出していったのです。
――また、第2章の見どころについて、本展を担当された東京都美術館学芸員の小林明子さんは次のように教えてくれました。
小林さんフィン・ユールのデザインは、繊細な構造と曲線、有機的フォルムが特徴です。その着想点になったハンス・アルプの彫刻作品も会場に展示しています。
椅子と一緒に見て、その響き合いを感じてみてください。
アートな椅子に座ろう!
『フィン・ユールとデンマークの椅子』展示風景
最後の第3章「デンマーク・デザインを体験する」では、デザイナーたちが手がけたアートな椅子が30脚以上も展示されています。こちら、実際に座れる椅子ばかりです!
1940年代にフィン・ユールが手がけた代表作や「モダン家具の黄金期」