2022年10月22日 20:20
一級建築士が教える! 令和の生活スタイルに「いらない間取り、設備」3選
今や不要、不便その3:浴室のカウンター
その1、2は洗濯動線に関わるものとして挙げました。その3は同じ家事動線の合理化ではありますが、家事のなかでも掃除の手間を省ける、という観点から浴室のカウンターをなくしてしまう人が増えているようです。カウンターとは、シャンプーやボディソープなどを置く台ですね。鏡とセットで、多くの家庭風呂に当たり前についているものです。なぜ掃除の手間が省けるのか、それはカウンターの裏側などはカビの温床とも言えるからです。また、シャンプーなどのものを置き、濡れっぱなしにすることでぬめりの発生にもつながります。
カウンターを取り、代わりにシャンプ-類は吊り下げ収納にすれば、掃除がかなりラクになるでしょう。水垢が残りやすいことから、鏡まで取る人もいるようなので、これまでの概念を取っ払って物事を考えてみるのもいいかもしれません。
以上、令和の生活スタイルに「いらない間取り、設備」をご紹介しました。近年増えている大まかな傾向ですので、絶対に良いとは限りません。情報のひとつとしてみなさんのご参考になれば幸いです。
教えてくれた人
リクドウさん一級建築士。設計事務所の管理建築士。