くらし情報『一級建築士が教える! 現代の生活スタイルに「いらない間取り、不便な間取り」』

一級建築士が教える! 現代の生活スタイルに「いらない間取り、不便な間取り」

キッチンに関連したモノをまとめてストックできて管理しやすいといった点が支持要因のひとつでしょう。

それぞれの注意点としては、ウォークインは大量に収納でき、かつモノの出し入れはしやすいが、人が入る空間分はモノは置けません。つまりけっこうなデッドスペースができるということです。

棚は固定棚にしてしまうとサイズが合わず収納できないモノが出てくるので可動棚がベター。また扉をつけると扉の厚み分収納スペースが取られてしまうので、図面に書かれた棚の奥行きサイズに合わせて小分け用の収納ケースを用意したところで入らないなんていう事態にもなりかねません。スペースを使い切るためには、扉ではなく、ロールスクリーンやカフェ風カーテンなどがおすすめです。

引き出しに関しては、2Lペットボトルやビン類、米、キッチンペーパーなど大きなモノは収納しづらく、別に場所を確保しなければならない、といったところでしょうか。収納品を書き出してどのくらいのスペースが必要なのか熟考しましょう。


以上、現代の生活スタイルに「いらない間取り、不便な間取り」をご紹介しました。近年増えている大まかな傾向ですので、絶対に良いとは限りません。

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