くらし情報『友情とは? 家族とは? 書店員が選ぶ、人間関係を見つめ直すきっかけを生む6冊』

友情とは? 家族とは? 書店員が選ぶ、人間関係を見つめ直すきっかけを生む6冊

人とつながりたいのにうまくいかない。原因は「型に囚われすぎているせい」かも。こんな関係があってもいいなと思うきっかけをくれる6冊をご紹介。『ヴィレッジヴァンガード』を皮切りに、パン屋と本屋が併設された『パン屋の本屋』や、“すべての女性を応援する本屋”がコンセプトの『HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGE』など、ファンが多いユニークな名物書店で歴々店長を務めてきた花田菜々子さんに聞きました。

人間関係を見つめる本。

自己愛と自己肯定感のバランスに苦しんでいる恋愛下手な人、必読。
『傲慢と善良』辻村深月/¥891(朝日文庫)
友情とは? 家族とは? 書店員が選ぶ、人間関係を見つめ直すきっかけを生む6冊


婚約者が失踪し、手がかりを求めて彼女の故郷へと向かった主人公。見えてきた真実とは。
恋愛との向き合い方を見つめ直すきっかけにも。「現代の日本社会で起きている、恋愛や母娘のすれ違いを凝縮している本だなと思いました。文庫の帯に〈人生で一番刺さった小説〉とあって、刺さる=感動するというイメージで読み始めたんですが、実は自分自身があぶり出されて、気づきたくなかったところを容赦なく突き刺してくるという意味でした(笑)。男女双方の視点で描かれ、つき合っている同士でもお互いをどこか見下し合っていたりなど、自己愛や自己肯定感のねじれが描かれます。

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