不動産会社の経営者が教える! 選んではいけない「NG間取り」のマンション
3.33㎡未満の狭い物件
オンとオフを切り替えた快適な暮らしをするためには、一定の広さは確保するのがおすすめです。広い1R(ワンルーム)の物件を後からカスタマイズするにしても、1LDKを作るためには最低でも35㎡(できれば40㎡)以上の面積があったほうがいいと思います。
狭い物件にありがちな、脱衣所・バスルームとトイレがひとつのドアから入るホテルスタイルの間取りは省スペースになるのですが、おすすめしづらい点も。衛生面の心配や、誰かが遊びに来てトイレを利用していると洗面所が自由に使えずに不便さを感じるといった声もよく聞きます。また、狭いゆえにキッチンに冷蔵庫置き場しかない物件では、炊飯器や電子レンジなど調理家電の置き場に困ってしまい、リビングに置かないといけないことも。家事導線が確保できないばかりか、生活感も出てしまいます。
その他、住宅ローンを組む際の面積制限にも関わってきます。ほとんどの金融機関は、「ワンルームマンション投資」などに住宅ローンが悪用されるのを防ぐ意味もあり、30㎡未満の物件を融資の対象にしていません。
なお、住宅ローン申請等でチェックされる際に適応されるのは、パンフレットや広告など販売図面に記載された「壁芯(かべしん)