隠れ脱水が増加中!? すこやかな腸を保つ、理想的な水の飲み方とは?
実は密接に関わっている腸と水の関係。腸に欠かせない理由から、水の飲み方まで…、気になる水と腸の関係に迫ります。
便の80%は水分!不足すると腸にも影響大。
すこやかな腸を保つうえで重要なのが水。
「腸の最大の役割ともいえる消化・吸収において欠かせないのが水の存在。唾液や胃液、腸液などに含まれる消化酵素は、水に溶けて分泌されるので、体内に十分な水分があって初めて栄養を吸収できるのです。また、正常な便のおよそ8割は水分だといわれています。水分があることで腸の動きが活発になりますし、逆に腸内の水分量が不足すると便が硬くなって便秘を引き起こします」(医師・馬渕知子さん)
便が腸内に長くとどまると腸内環境が乱れてさまざまな不調の原因になるから、こまめに水を飲み、腸にうるおいを与えて、水分を体内に循環させていくよう意識することが重要なのだそう。
その一方で、実は隠れ脱水の人が増えている、とも。
「汗をかきにくい、くちびるや腋の下が乾燥しやすい、疲れやすい、立ちくらみなどの症状が当てはまる人は脱水を疑ってみて。脱水気味だと尿の色も濃くなるので、日頃からチェックしておくとバロメーターになります」