知らないと恥ずかしい!【ビジネスマナー】元社長秘書が教える「使ってはいけないNG敬語」
「よろしかった」という言葉は過去形のため、相応しくありません。過去のことではないのに過去形で聞いているため、「よろしかったでしょうか」は間違った言葉遣いになります。類似の間違いとして、「お間違いなかったでしょうか」などもNGです。「お間違いないでしょうか」が正しい表現になります。
その5.「どちらさまでしょうか」「お名前を頂戴できますでしょうか」
正しいビジネス表現は「恐れ入りますが、お名前を伺えますか」「お名前をお聞かせいただけますか」
電話の取り次ぎや受付などでよく使う言葉になりますが、「どちらさまでしょうか」「お名前を頂戴できますでしょうか」はビジネスシーンでは間違いとなります。「頂戴する」という言葉自体は「もらう」の正しい敬語なのですが、名前は「もらう」ものではないため間違い敬語となります。また、文化庁の敬語の指針で「定着している例」として「お伺いする」という言葉がありますが、実は二重敬語となります。使用していけない言葉ではありませんが「伺えますか」が正しい敬語となりますので覚えておきましょう。
その6.「ご苦労さまです」
正しいビジネス表現は「お疲れさまです」
「ご苦労さま」