くらし情報『しいたけ.さん「時間が動かないところが地元のありがたさであり、窮屈なところ」 読者の悩みに助言』

しいたけ.さん「時間が動かないところが地元のありがたさであり、窮屈なところ」 読者の悩みに助言

頑張る意味はあるのかなとも考えてしまいます。

ささやかな願いや思い出が不安な世界を生きる支えに。
この不安は、僕も含めて皆さんが抱えていると思います。世の中は相変わらず先が見えなくて、世界情勢の影響を少なからず受けてしまう状況だから。こうした大きな不安に対抗する手段は何か。僕は「思い出作り」だと思っています。人はなぜ生きるのかを突き詰めていくと、立派なことをやり遂げる、成功する、そういうことよりも、「いつかまたあの子と深夜までお喋りしたいな」とか「とっておきの肉まんで彼を喜ばせよう」とか「またこのメンバーでラーメン食べに行こうね!」みたいな小さな願いのために生きている気がしていて。不安に引きずられそうな時、そういうささやかな日常のひとコマが大きな錨となって自分を繋ぎ留め、次の目標にもなってくれると思うんです。
それから今って、今後の備えや成長のための活動が重視されがちだけど、それだけをやり続けると、気持ちが枯れる「気枯れ」現象が起きやすいです。それこそ、人生ってあっという間に終わってしまうかもしれないからこそ、自分だけの思い出を大切に作っていく義務がある気がしています。「頑張ったり、生きている意味あるのかなぁ」

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