2024年4月23日 20:30
清春「この瞬間だけは永遠です」音楽活動の終わり方も考えるいまの新作とは
「長年崇めてくれてありがとう」という気持ち
――最後に、今後の抱負をお聞かせください。
あまり抱負というものはないのですが、毎年、僕らがやることは一緒なんです。アルバムの話のときに、「ETERNAL」が何をさしているかを話しましたが、なんとなく自分のなかで決めたゴールから逆算して活動しているところがあると思います。それはファンの人たちとも共有していて。つまり僕と一緒に年を重ねていて、それがご自身の人生になっている。その人たちと、これからまたどういう旅をしていこうかなと。
もちろんみなさんと一緒に住んでいるわけでもなく、ライブ会場で会うだけなんですが、いまはインターネットもあってつながりやすい時代。昔はライブしか接点がなかったのがよかったものの、いまはアーティスト側のことがわかりすぎる時代ですよね。
昔はファンの気持ちを知るには、手紙しかなかったですから。ライブではアンケート用紙があって。音楽雑誌でも、おたよりコーナーとかあったじゃないですか?
――ありましたね。私も音楽雑誌の編集者をしていたことがあるので、よくわかります。
“清春さんが好きな人と文通をしたいです”みたいなね。