休養=寝るだけじゃない! 軽い運動、趣味に没頭…癒しに繋がる“7つの休養モデル”
癒しを得るためには、心が癒しを求める原因となっている“疲れ”を取り除くことも大切。ただダラダラと休むのではなく、心の疲れも取れて、癒しに繋がる“7つの休養モデル”を実践しよう。教えてくれたのは、日本リカバリー協会代表理事・片野秀樹さんです。
攻めの“癒し術”で、まずは活力を高める。7つの休養モデルとは?
私が運営に関わっている日本リカバリー協会が、就労者10万人を対象に行っている調査によると、日本人の約8割が“疲れている”と自覚していて、これは25年前に比べて約2割増加しています。疲労とは、実は発熱と痛みに並ぶ、体から出る危険信号のひとつ。しかし発熱や痛みで会社を休めても、疲労で会社を休むことは難しい。そこで気力やドリンク剤などでマスキングし、疲労状態にありながら“疲労感”を拭ってなんとか乗り切ろうとします。
ところが疲労感を麻痺させたまま疲労を蓄積させてしまうと、日中の活動能力が低下して生産性が下がるなどの障害が出ます。疲労感を覚えたら、休養を取ることで心身ともに癒す習慣を身につけましょう。
多くの人は、休養とは寝ることだと考えがちかもしれませんが、疲労の対義語は活力です。“休養学”においては、活力をチャージすることも、疲労回復のための休養と考えています。