不動産会社の経営者が教える! 中古物件内覧時の「チェックポイントとNG行動」
――同席していただくことを前提として、とくに気をつけておいたほうがいいことはありますか?
石岡それでは、下記にまとめて説明します。
POINT1マナーを守る
内覧する際は、売り主さんに対して挨拶と自己紹介を忘れずに行いましょう。購入することになった場合、契約や交渉などで関わっていくことになる相手なので、悪い印象を与えないことが大切です。
また内覧に大人数で行くのは失礼となるため、必要最低限の人数に絞りましょう。
とくに小さなお子さんがいると、ゆっくり内覧できないばかりか、壁や床、家具などに傷をつけたり汚してしまったりする可能性もあるため、できれば大人だけで行くことをおすすめします。
限られた時間でいろいろな箇所を見たい気持ちはわかりますが、閉まっている部屋のドアや収納家具の扉を勝手に開けてスマホなどで撮影したり、メジャーで採寸したりするのもNGです。撮影や採寸したいときは、必ず売り主さんの許可を取ってから行ってください。「他人の家にお邪魔している」ということを忘れず、礼節をわきまえた行動を心がけましょう。
なお、間に不動産会社がいる場合、売り主に対して直接、値引き交渉等をすることもマナー違反となります。