服選びでストレス倍増…ファッションって何を表しているの?
つまりファッションは一つのコミュニケーションでもあり、「こういう風に自分を見せたい」「キャラ立てしたい」という心を反映しています。このいわばセルフブランディングのようなことを、心理学では「自己呈示」と言います。洋服を購入する際、毎日の服選びの際に、こだわりが出てくるのはこの自己呈示によるものです。
『人は見た目が9割』という本が大ヒットしたように、第一印象は非常に大きいものです。第一印象はわずか数秒で決まると言われており、一度決定された判断は、よほど深くつき合わない限り覆すことはできません。ほんの一瞬の見た目の印象から、その人がどんな人であるかが判断され、決定づけられてしまいます。
そのため、ビジネスシーンであればデキる女性に見せたい、合コンでは女性らしさを出したいというように、ファッションや髪型など、話し方や仕草といった動作以外のところでも変化をつけていくのです。このようにファッションは、上手に取り入れればコミュニケーションにおける一つの武器になりますが、「自分がどう見られたいか?」という心理を反映するもののため、一歩間違うと自分を苦しめる原因にもなり得ます。
武装としてのファッション
作家の志茂田景樹先生は、とてもカラフルなファッションでも有名です。