服選びでストレス倍増…ファッションって何を表しているの?
パフォーマンスで行っている部分も大きいのでしょうが、「派手な色の服を着ると元気が出る」「アースカラーなど落ち着いた色の服を着るとリラックスする」など、服によって気持ちが変化する経験は誰もが持っていると思います。
例えば、大阪のおばちゃんはド派手ファッションが定番。髪の毛を紫色にしてカチコチのパーマをあて、ヒョウ柄のTシャツにペイズリー柄のパンツを穿くなどと独特のセンスをお持ちです。あれは一種の武装。ヒョウ柄を着ることでちょっと強い気持ちになるためのものだと思います。バブル時代のボディコンファッションや、ヤマンバギャルのメイクなども同じジャンルに入るでしょう。
これには「ジェームズ・ランゲ説」が関わっています。「人は悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しいのだ」という有名な言葉がありますが、身体変化が情動に変化を与えるということを表しています。
泣いていたら余計悲しくなるし、ちょっとつらいときでも笑顔をつくることで少し気持ちが高まるということがあるかと思いますが、ファッションも同じ。ちょっと落ち込んでいる日に、敢えて「テンションをあげるぞ!」と派手な色の服を着ることがあるでしょう。