くらし情報『「指しゃぶりはやめさせなくていいです」その理由とは?【3児ママ小児科医のラクになる育児】』

「指しゃぶりはやめさせなくていいです」その理由とは?【3児ママ小児科医のラクになる育児】

目次

・どうして指しゃぶりをするの?
・指しゃぶりは主に「歯並び」に影響します
・「おしゃぶり」の使用は慎重に
・「指しゃぶりを無理にやめさせなくていい」その理由は?
・癖っぽくなっている場合
・精神安定剤となっている場合
・指しゃぶり卒業を目指すなら「焦らず、一歩ずつ」
「指しゃぶりはやめさせなくていいです」その理由とは?【3児ママ小児科医のラクになる育児】


こんにちは。3人の子どもを子育て中の小児科医、保田典子です。本日は外来でご質問も多い「指しゃぶり」の話です。「指しゃぶりはダメ」という考えが浸透してから、ご心配される親御さんがとても多いです。ですが、指しゃぶりは無理にやめさせないほうがいいです。その理由をお伝えしたいと思います。

どうして指しゃぶりをするの?

指しゃぶりはだいたい生後2-3カ月ごろから始まります。0歳のときの指しゃぶりは「自分の指を認識するため」にしているもので、発達にとっても大切なので、やめさせてはいけません。


1歳半を過ぎてくると、習慣化した癖や気持ちの安定のためにすることが多くなります。歩くようになると、指しゃぶりをしていると安定しなくなるので指しゃぶりが減ってきます。

3-4歳になると幼稚園などに行き、社会生活も増えてくるのでさらに減り、6歳を過ぎることには指しゃぶりをする子はあまりいなくなります。

指しゃぶりは主に「歯並び」に影響します

指しゃぶりにより影響が出るのは主に「歯並び」です。歯が生えていないときは指しゃぶりに関して特に悪影響はないと考えられます。

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