「指しゃぶりはやめさせなくていいです」その理由とは?【3児ママ小児科医のラクになる育児】
でも、子どもにとっては必要な行為かもしれません。無理やりやめさせるとかえって逆効果になることあります。
例えば、もっと触って欲しくないところを触る癖がついたり、別の行為に置き換わる場合もあります。(性器いじり、爪かみなど)
まずは指しゃぶりを「やめさせる」という感覚は捨てましょう! そして、お子さんがどんなときに指しゃぶりをしているのかをよく観察しつつ、無理なく卒業してもらえないかを模索してみましょう。
癖っぽくなっている場合
指しゃぶりをするのは、お子さんが「テレビを見るとき」「眠いとき」などパターン化していて、癖っぽくなっている場合があります。手持ちぶさたで指しゃぶりをしていそうなときは、手を使うおもちゃや手遊びに誘導してあげると良いと思います。
眠いときに指を吸うお子さんには、寝るときに手や指をそっと握ったり添えてあげることで指を吸わずに安心して眠れるようになることもありますよ。
精神安定剤となっている場合
緊張しているとき、緊張したあとなど指しゃぶりが精神安定剤になっている場合があります。この場合は特に、無理やりやめさせると他の癖に移行することが多いように感じます。