2022年6月30日 10:30
「え!?」歌やダンスが得意で、学芸会の練習を張り切っていた次女。しかし、本番の姿は衝撃的で…
あまり聞くのもよくないかと思い、そのままにしていると、1週間後になって次女のほうから学芸会の話をし始めたのです。
「次女ちゃんね、ホントは緊張して声が出せなかったの……」
申し訳なさそうにそう話す次女を見て、私の頭の中にある光景がよみがえってきました。
「優勝確実」を失敗した過去
それは私が次女と同じ年少のころの、英語の詩の朗読発表会の記憶でした。練習ではいろいろな人に褒めてもらっていて「優勝確実」とまで言われていたのに、いざ舞台に立つと頭が真っ白になってしまい、小さな声の早口で詩を読み上げて逃げるように壇上をおりました。
「それだけじょうずなら絶対うまくいくよ!」
「練習でここまでできていたら、成功すること間違いなしだね!」
そんな言葉が重荷になることを私は知っていたのです。
褒め言葉がプレッシャーになる
私が知らず知らず何度も言ってしまっていた「じょうずだね」「次女ちゃんなら絶対うまくいくよ」などという言葉が、積もり積もって次女にプレッシャーをかけていたのだと気づき、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。