2022年5月5日 20:00
「私はなんてひどい母親なんだろう…」幼い頃の傷ついた経験を娘にもさせようとして…【体験談】
息子の好きなキャラクターは私が幼いころから知っていたので親しみがあり、私自身も息子と一緒にハマっていました。私は自分の価値観で子どもの好きなキャラクターに優劣をつけ、息子の好きなキャラクターグッズはかっこいいから良し、娘の好きなキャラクターグッズはダサい、と判別していたのです。
自分の価値観を押し付けていた私…
しかし、それ以上に私が娘のキャラクターグッズを敬遠するのには理由があることに、あるとき気が付きました。私も幼いころは好きなキャラクターがもちろんありました。しかし両親は「キャラクターグッズは高いから」と言い、買ってもらった経験がほとんどなかったのです。きっとその経験が悲しく、傷として心に残っていて娘にも同じようにしていたのかもしれない、と気付いたのです。自身の幼いころのつらい経験を同性である娘にもさせてしまおうと無意識に考えていたなんて……。
それに気付いたとき、「私はなんてひどい母親なんだろう」と自分が情けなくなりました。
娘からみると、「お兄ちゃんは買ってもらえるのに、なぜ自分は買ってもらえないのか」と理不尽だと感じたことでしょう。